現在、麹は機械製麹(せいぎく)が主流であるが、当社のこだわりの一つが、木室と木箱のよる「蓋麹法」である。
これにより、麹は一般のものより麹菌が中にしっかり入り、とても良い状態になる。
高温多湿な室(むろ)では、性質上、中央と端、上下、手前と奥で、温度と湿度が異なるため、時間や状態により、一枚一枚に手を加え、
手でほぐして麹に空気を入れ温度を下げるなど、作業の負担と気遣いは大変なものである。
当社は、職人の豊富な経験・知識と技、そして木肌から送り込まれる自然の空気で、品質の良い麹を作り上げている。